稲作りに欠かせない地力作り
健全な稲を育成させるのに必要なのが、地力です。地力とは、その土地にいかに有機エネルギーを循環させる力があるかということで、農作物を育てられる生産力をさします。
同じ期間栽培するなら、もちろん地力の高い土地の方が品質もよく多くの収穫が見込めます。こちらでは、稲作作りに欠かせない地力作りについて紹介します。
健全な稲を育成させるのに必要なのが、地力です。地力とは、その土地にいかに有機エネルギーを循環させる力があるかということで、農作物を育てられる生産力をさします。
同じ期間栽培するなら、もちろん地力の高い土地の方が品質もよく多くの収穫が見込めます。こちらでは、稲作作りに欠かせない地力作りについて紹介します。
あらゆる作物を上手に作るための鍵、それを握っているのはカルシウムです。カルシウムが不足してしまうと、作物の育成不良、品質の劣化、病害の発生なと、様々な被害を招いてしまいます。しかし食生活の豊かな日本では、長年にわたり、カルシウムが不足しがちだといわれております。その理由はなぜでしょうか?
現代の野菜は昔に比べて栄養価が減少しているといわれています。ビタミンCをはじめ、ビタミンAや鉄分、カルシウムなどあらゆる栄養素が低下しています。日本人のカルシウム量は欧米諸国と比べて著しく不足していますが、その大きな原因は土にあると思われます。
地球を大きな視野で見ると、大陸の土壌は水成岩で、河川も長いので、カルシウムなどのミネラルが多く溶け出し、硬水となっています。それに比べて日本列島は大部分が火成岩からなる島国で、河川も短く、水がキレイなのですが、カルシウムの濃度が不足しています。(ケイ酸は豊富なので、米作りには最適ですが)