刈取りのタイミング

こんにちは。カルテックです。

お天気の悪い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。

カルテック農法の稲づくりでは倒伏の心配が少ないと思うのですが、

皆さん今年はどうですか?

今年は稲の刈り取りの時期の判断が難しくなりそうですね。

 

慣行栽培では出穂から40~50日して、穂が先端から2/3ほど黄化したら

適期を逃さないように刈取りをするのが一般的だと思います。

それは穂が一番上から色付き、下の方まで色付くのに時間の差が発生するからです。

この時穂の先の米粒と穂の下の米粒では登熟時期に日数の差が出てきます。

すると穂の先の米粒が過乾燥になり、胴割れが起きやすくなります。

この現象は、晴天・高温が続くと適期は早くなり、

刈取りが遅れる事でも発生しやすくなります。

逆に曇天・低温では適期は遅くなり、刈取りが早すぎると青米が多くなります。

 

これに対してカルテック農法の米は穂の先と穂の下の登熟時期の差が小さいのが特徴なので、

刈り取りのタイミングとしては出来るだけ下の枝梗が茶色くなるまで待ってみて下さい。

緑色のうちはまだ頑張って米粒を大きくしようと養分を送り続けています。

出来るだけ充実したお米を収穫するチャレンジをしてみて下さい。

但し、ケースバイケースなので、害虫・害獣・天候等状況に応じての判断は忘れずに。

 

『カルテック農法』の籾は皮が薄く、籾殻が少なく感じる方も多いかもしれません。

一見した以上に玄米の収量があることが多いです。

また成熟遅れの青米が少なく、揃って登熟するので屑米もわずかしか出ません。

 

この違いをご体感いただけたら嬉しいです。

早くお天気が戻りますように☆

お米をおいしくする秘訣♪

こんにちは。カルテックです。

稲はいつ頃出穂されましたでしょうか。

「出穂日」とは、わずかでも穂が出た茎が全茎数の半分(40~50%)に達した日とされています。

 

出穂以降も実はお米の品質や食味を良くする秘訣があります♪

A カルテックCa液状

(チッソ過多・イモチが心配なとき、登熟を促進する場合にも)

B アミノ酸液

(食味を落とさずあと一押しの肥料が欲しいとき。粒張りをよくしたい場合にも)

のどちらかを500倍に薄めて葉面散布します。できれば1反あたり水量100~150ℓを使うつもりで葉面散布してみて下さい。

 

日中の開花期は避け、午後の開花が終わった後に施用してくださいね。

迷ったら両方あげていただいてもOKです。

収穫までまだ日数があります。この間にも天候の具合で肥料切れや日照不足といった現象への対応が必要になるかもしれませんね。その時には是非参考にしてみて下さい。

 

 

根を深く強く張らせるカルテック農法は他の栽培と比べて高温障害に強い傾向にありますが、出来れば水管理もして更に高温障害が出にくい条件をそろえましょう。

水管理での高温障害対策として、開花以後は間断灌水等で出来るだけ夜と昼の寒暖の差を作るようにしてくださいね。

浅水で水をためっぱなしにすると、水が少ないため簡単にお湯になり夜も田圃の温度が下がらず、高温障害が出やすくなります。夜は冷たい水を引き込めれば良いのですが、出来ない場合は落水して濡れている地面の気化熱で冷やす方法もあります。

つまりデンプンを作る光合成に水は欲しいのですが、夜に熱い水を溜めておかない事が大事になります。そこで走水で管理するという方法もあります。

特に収穫前はコンバインが入れるように走水での管理が良いかもしれませんね。

 

収穫までもう一息ですね。

高温に台風、心配事も多いですが、最後にひと手間加えておいしいお米を堪能しましょう♪

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