肥料の三要素のなかで窒素は施すのに、P(燐酸)・K(カリ)はなくて大丈夫なんですか? 稲には珪酸も必要だと言われますが…

植物が必要とする栄養素は、本当はN(窒素)・Ca(カルシウム)の2大栄養素と、P(燐酸)・S(硫黄)・Mg(マグネシウム)・K(カリ)の4種の中量要素、そして微量要素と、珪酸などの有用要素です。
稲ワラが田圃に還元されて、微生物の働きでその成分が有効化すると、中量要素・微量要素は ほとんど補う必要がありません。実際上、不足しやすいのはN(窒素)・Ca(カルシウム)の2大栄養素だけなのです。もしN(窒素)・P(燐酸)・K(カリ)が同量ほど含まれる肥料を使い続けたり、P(燐酸)の過剰な施用を繰返していると、P(燐酸)・K(カリ)が残留して 作物,土壌,環境に好ましくない影響を及ぼすこともあります。

稲が吸収した珪酸は、稲の体のなかで、ほとんどが茎葉に含まれています。稲ワラを鋤き込んで、この珪酸を土に還元し、微生物の力で有効に再利用すれば、ほとんどの田圃で、別に珪酸を施す必要はありません。

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