2018年11月22日
こんにちは カルテックです🍊
今日の篠山は、雨がぱらぱら降ってとても寒いです。
カルテック栽培 みかんの施肥例です ↓
栽培施肥例
ミカン(露地・温州)のカルテック栽培 (10アール当り)
時期 目的 資材と施用法
収穫直後
(または収穫前)
樹勢・根の早急な回復、ダニ防止
濃縮酵素液 3~5リットルを適宜薄めて(300倍検討)潅水
もしチッソ切れなら 硫安10~20kgも散布
秋肥(元肥)
(11月上旬)
1年分の基本となる土作り、樹体の基礎体力を作る栄養供給
ラクトバチルス 600グラム
堆厩肥(牛糞など) 500kg(多い方が良い)
または 米ヌカ 120kg
硫 安 50kg
※複合有機肥料を使う場合は チッソ成分 10kgとします。
堆厩肥が鶏糞等で、チッソ成分が多い場合、硫安を減らします。
畑のカルシウム 30kg(~80kg)
※カルシウムを しっかり効かせて土作りをします。
※露地のミカン園は ほとんど土壌が酸性化しています。pHを測定して 必要な分量の「畑のカルシウム」を施用して下さい。
※上記4種を同時に施して、浅く耕します(土と軽く混ぜる)。
施肥位置は 樹冠の下から先まで、広く均一に散布して下さい。
※秋肥(元肥)の一部は冬前に樹体に効き、大部分は冬期を通じて土壌微生物により醗酵状態にされて、春から吸収されます。
翌春の果実の油胞の数は 秋のカルシウムで増えます。
春肥
(2~3月)
春の枝葉と、花に栄養分を供給
硫 安 10kg~20kg
畑のカルシウム 10kg~20kg
※根が動き出す前に、春先からの枝葉と花の栄養を補給します。
※チッソのみが効き過ぎて カルシウムが足りないと、花の受粉・着果・初期の果実形成がうまく行かず、ジョウノウが少なくなります。しっかりカルシウムを効かせて下さい。
※もし秋肥に施用していない場合は、ラクトバチルス等も春施用します。〈秋肥を充分に施した場合は 春肥は少量とします〉
開花・着果期
果実形成促進
①開花10日前…カルテックCa液状 500倍 葉面散布
初期細胞肥大
②着 果 直 後 …濃縮酵素液 500倍 葉面散布
肥大期の
葉面散布 栄養の健全化
③果実2.5cm以後…カルテックCa液状 500倍
果実肥大、樹勢維持
④濃縮酵素液 500倍
7~14日の間隔で繰返し
葉を厚く、黒点防止
⑤カルテックCa液状 500倍
夏肥(実肥)
(6月)
樹体の栄養バランスを健全化
硫 安 20kg
畑のカルシウム 20kg (~50kg)
※夏へ向っての体力作りと果実肥大のためにはチッソ肥料を与えるのが効果的です。しかし梅雨期にはチッソ過多になりやすいので、カルシウム施用が大事です。今秋の果実の成熟とともに、来春の花の花芽分化のためにも、カルシウムをシッカリ効かせておく必要があります。〈果実の仕上げ段階まで効果があります〉
果実の仕上げ
(収穫30日前) 増糖、着色促進
浮き皮・甲高の防止、腐敗防止
畑のカルシウム(またはカルテックCa粒状)20~40kg
収穫40日前に散布 〈夏肥にカルシウム施用の場合は少なく〉
カルテックCa液状 500倍
収穫20日前,10日前に葉面散布
※年間チッソ施肥量は20kg程度が適切ですから、多すぎる場合は徐々に落して下さい。
カルシウムは 上記の基準から適当に加減して、通常は年間100kg以内とします。
チッソ多肥の場合、バランスをとるため カルシウムの施用量も3~5割増やして下さい。
カルテック資材使用区
果形良く、皮は薄く、紅色が濃い。浮き皮も無い。
一般区
着色はこの程度。