野菜作りで大切な元肥と追肥
連作障害が起こる原因の一つに土壌の養分バランスの崩れがあげられます。作物によって必要となる養分が異なるため、土壌改良や改善を行う必要があります。その際に重要となるのが元肥と追肥による土壌改良です。
野菜や果物などを育てるには水だけでなく、肥料を与える必要があり、元肥と追肥のやり方が重要になります。こちらでは、元肥と追肥の施用や選び方などについてご説明します。
元肥と追肥の施用
» 元肥とは
植物の苗木や苗を植えつける際に肥料を事前に与えておくことを元肥と呼び、植物の生育を止めないために行います。過剰に施用しないよう土壌を分析し、根が伸びる範囲を考慮して施用します。元肥は与えた肥料の効果がすぐに現れることを目的としていないので、有機質肥料を基礎とした緩効性肥料や遅効性肥料を使用するのが基本です。
» 追肥とは
植物の成長過程に合わせて肥料を追加することを追肥と呼び、植物の成長に必要な栄養を補うために行います。土壌のpHとECを調べ、株元から離して施用するのがポイントです。液体をはじめ粒状やスティック状、固形状など様々な種類の肥料があるため、追肥を行う際は目的に応じて緩効性肥料を使ったり即効性肥料を使ったりします。
元肥と追肥の選び方
» 良い元肥
肥料の主成分となるチッソとカルシウムが同量で、その他の栄養素もバランス良く配分されているものを選択します。微生物が働く肥料を撒くことで肥沃な土壌となるので、強アルカリの肥料は使用しないほうが良いでしょう。緩やかに長く効果の続く肥料が望ましいため、鶏糞よりは牛糞をおすすめします。
» 良い追肥
元肥と同じようにチッソとカルシウムが同量で、成分の計算がしやすいものを選ぶのがポイントです。追肥の場合は植物の成長に応じて必要な養分を追加していくため、コントロールしやすく、即効性がある肥料を選ぶことで早期に効果が期待出来ます。
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