地球に優しい農法

カルテックでは、微生物の農業上有用な分類として、下記を掲げています。田圃や畑をよく観察すると、それぞれを見ることができますし、この区別をしっておくことは農業を営む上で極めて大事です。

カビ(糸状菌、好気性菌)

 

空気中の酸素を呼吸して生長し、酸素が無いと生きていけません。 カビは有機物の分解力が大きく、植物の根と競争しているのです。 土の中にカビが増えると地力は消耗し、障害が起りやすくなります。 (コウジカビのような、よいカビであっても、増えすぎるとよくない)

酵母

 

酸素があれば呼吸しますが、無い場合は醗酵によって生存します。 体内に栄養分を蓄積する能力が大きいので、地力を確保するために大切なものです。

通性菌(通性・嫌気性細菌)

 

酸素と関係無く繁殖し、空気中の酸素に触れても死なない菌です。 田圃の水の下でも、畑地の空気にさらされる部分でも生きていけるのです。 繁殖と、物質循環が極めて速いのが特長で、土作りの主役です。 (放線菌、その他、さまざまなものを含み、多様な働きをする菌群です)

偏性・嫌気性細菌

 

空気中の酸素に触れると繁殖せず、死滅します。 田圃で悪臭のガスを沸かせる菌ですが、畑土壌にも存続しています。 (これが増えるのは、極めて異常な状態です)

『ラクトバチルス』による土作りは、通性菌を主役とし、酵母を脇役とし、カビや偏性・嫌気性細菌を抑えます。 多様な通性菌の中でも、ラクトバチルスのような乳酸菌は一種類だけ増えすぎることがなく、常に他の菌群とともに増える特長がありますから、土作りの主体となりうるのです。 この『ラクトバチルス』の土作りによって土壌微生物全体が健全になるので、連作しても障害がなくなります。微生物なら全て繁殖したほうがよいのでは決してありません。 また、作物は微生物循環の栄養分を吸収します。つまり地力を奪い取って生長するので、土作りは毎年、継続しなければなりません。

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