ラクト・バチルスを使用した「ぼかし肥」の作り方を教えてください。

「ぼかし肥」の原材料としては、油粕・魚粕・骨粉・その他のものを選定してください。原材料1トンに対して、ラクト・バチルス300グラムを米ヌカ30kgほどに混ぜたものを混入し、充分な水を与えてください(ラクト・バチルスと米ヌカの量は、もっと多くした方が繁殖・醗酵が確実になります)。ラクト・バチルスを使った場合は、醗酵温度は45℃程度で充分です。また空気(酸素)を必要としないので、切り返しの必要はありません。むしろ切り返しによって高温化、灰化が進むのは避けるべきです(原材料と菌の混合をよくするために、1~2回、混ぜなおすことはかまいません)。

堆肥は使ってもいいんですか?

カルテック栽培の米つくりでは、稲ワラの鋤込みだけで地力を維持するように基準が立てられていて、実際に全国の多くの生産者が毎年、稲ワラだけで田圃を作っています。しかし堆肥・厩肥・有機物は地力つくりの材料として大事なものですから、可能ならば使う方が良いことは言うまでもありません。とくに地力が乏しく秋落ちしやすい田圃や、中山間部、水が冷たく初期分ゲツが不足しやすい田圃などでは、堆厩肥の投入をお勧めします。
ただし堆厩肥を投入するなら、なるべく秋のうちに行い、ラクト・バチルス,カルテックCa粒状の施用量を増やしてください。また堆厩肥は内容によって効き方がまちまちですから、窒素(硫安)の施用量を減らすなど、施肥の調節をしてください。

稲ワラを持ち出してしまうと、カルテック栽培はできませんか?

一年は過去の地力で出来ると思いますが、毎年継続して地力を保持するには、何らかの有機物が必要です。
稲ワラを持ち出す場合は、なるべく高刈りにする、モミガラ・米ヌカなどを投入する、堆厩肥を投入する、草を鋤きこむ…など、有機物の補給を考えてください。

施用する肥料や資材が少なすぎるように思います。これでは、だんだん地力が無くなって、出来が悪くなるのではありませんか?

施用する肥料・資材は、これが過不足のない適正量です。おそらく従来は、膨大な肥料や土壌改良材などを投入する指導を受けておられたでしょうが、その過剰な投入は むしろ土を悪くしているのです。

ラクト・バチルスの地力つくりによる栽培法は、50年以上の歴史をもっています。これは日本の微生物資材として最も長期にわたる実績です。カルテック栽培を毎年続けていると次第に地力が蓄積されて、2~3年目で土が変わったのが感じられ、それ以後は非常に安定した栽培ができるようになります。もし詳しい土壌分析をすれば、全ての数値が過不足なく適正値に揃っていくことがわかります。この栽培法は安定的な持続的栽培法ですから、なるべく同じ田圃や畑で継続してください。

稲ワラを鋤きこむ「土つくり」の時に、ラクト・バチルスに硫安を併用するのは何故ですか?

ラクト・バチルスは稲ワラをエサとして繁殖し、これを地力栄養として蓄えます。しかしラクト・バチルスには、もう一つのエサとして、窒素も必要です。
つまり稲ワラの炭素と硫安の窒素の両方のバランスがとれていないと、ラクト・バチルスが繁殖できないのです。この硫安の窒素は、米つくりの期間に地力窒素として効いて来ます。

土中には自然に微生物がいるはずなのに、あえて「ラクト・バチルス」を入れる理由は何ですか?

土壌中には膨大な微生物が生きていて、もし米や野菜を栽培しなければ何年も生き続けます。しかし作物を栽培すると、微生物によって循環している栄養分を、稲や野菜の根が横取りして吸収してしまいますから、微生物は減って行きます。
作物をつくった後は微生物、とくにラクト・バチルスのような有用微生物が消耗していますから、次作のために微生物とそのエサとしての稲ワラなどの有機物を補って毎年、地力つくりをする必要があります。

「地力」とは何ですか?

栄養分が多い土を「よく肥えている」といいます。これは施した肥料が直接作物に効くのとは違って、土壌中からジワジワと持続的に栄養分が供給されることを指しています。
しかもこの栄養分は、アミノ酸などの非常に有益な有機(醗酵)栄養です。その他に土の性質として、粘土鉱物(コロイド)の作用が大きく、保肥力が強いこと、有機物・腐植が多く含まれていること、団粒構造が発達していること…といった有利な特長を備えているのが「地力」です。
カルテック農法ではラクト・バチルスを投入し、微生物の働きによって地力を増加させます。

detik Berita Terkini Hari ini IDN Times24 Indonesia News 24 Slot Gacor https://tiktaktogel.azurefd.net https://rikitogel.azurefd.net/