田圃の水管理
こんにちは。カルテックです。
田植えは終わられましたでしょうか?
今日は水管理についてお伝えしたいと思います。
活着期5~7日間は、苗が水没しない程度に5㎝くらいのやや深水とし、
初期除草剤を使う場合はその効力期間を過ぎた後に、
2~4㎝くらいのやや浅水として分ケツを進めます。深水のままだと水没している小さな分げつが枯れて茎数が寂しい姿になります。
ただ、浅水で異常な程水温が上がりすぎるとさすがに障害が出ますので、高温の場合は水をかけ流すなどの注意をしてください。
水を張った田んぼに泡が多く出て、悪臭のするガスが沸く場合があります(無臭であれば二酸化炭素なので問題はありませんが。)。特に春先に有機物を投入されている田圃ではその可能性が高くなります。
これは還元下の土の中で腐敗(くされ)が起こって有害物質が発生し、呼吸阻害により稲の根を痛めている状態です。
もしそうなっていたら、一度水を落とし、土の表面を軽く干してガス抜きをし、また水を入れてください。
特にひどい場合はラクト・バチルス200~300gを田んぼの土と混ぜて団子を作り投入して土をきれいにしてくださいね。
状況に応じて対応が出来るのがカルテック農法のいいところです。
堆肥を入れ過ぎたり、チッソ過剰になっていたり、藻が大量発生したり、葉先が丸く縮まったり、葉が赤く枯れてきたりした場合はラクト・バチルスで調整してあげてくださいね。
ラクト・バチルスが多く入り過ぎてチッソが足りないと感じたときは硫安や尿素で再度追肥することも可能です。