2018年8月23日
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カルテックが考える農業
根のしくみを知ろう
植物の体は、部位によりしくみ・役割が異なります。植物を栽培するなら基礎知識として、根のしくみ・役割を知ることがトラブル解決や効率よく栽培するために役立つでしょう。こちらでは、根のしくみについて紹介しています。
根の機能
根には肥料や水を吸収する役割があり、微生物の寄生場所となります。ダイコンやニンジンなどの作物の場合は、吸収だけでなく栄養を蓄える役割もあります。栄養を吸収したり蓄える器官ですので、作物の体において最も重要な部位と言えます。また、作物が倒れないように地面に固定するのも、根の機能です。
根の種類
・根毛 綿のような根で、様々な栄養素を吸収します。根毛が無いと、生長に異常が見られます。
・不定根 茎などの地上部から出ている根です。
・塊根 サツマイモなどで見られる養分を蓄える根です。
作物の健康状態がわかる
根の力が作物の生長に大きく関係しているということは、根をチェックすれば作物の健康状態がわかるということです。葉や花、果実なども判断基準となりますが、根の後から遅れて症状が現れます。
作物の状態を知りトラブルの早期発見と対策を考えるなら、はじめに根を調べましょう。
根毛の無い根だった場合は、水やチッソ、カリだけを吸収して作物の健康を害してしまいます。つまり根には根毛が必要ということです。しかし、根毛は単細胞で弱いため、すぐに無くなってしまいます。常に健全な根毛を保てるようにしましょう。
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