南あわじの玉ねぎの圃場にて玉ねぎが枯れはしないが、大きくならないという問題

南あわじの玉ねぎの圃場にて、玉ねぎが枯れはしないが、大きくならないという

ご相談を受け、行ってまいりました。

 

数年前からこの問題に悩んでいたとのこと・・

 

お話を伺うと、数年前から症状が発生し、各地に問い合わせても返事が返ってこず

どうしたものかと悩ませていました。

 

土壌の上層部のpHとECも普通に育っている所と変わらず。

そこでスコップで植わっている玉ねぎ付近を出来る限り深く掘りました。

pHは、同じでしたが、生育が悪いところは、ECが0.1でした。良い所は0.4

 

 

数年前に散布した籾がらが原因!?

 

色々話を伺うと数年前に籾ガラを散布し鋤き込んだとのこと。出来の悪い所を掘った土をほぐしてみると、未分解籾ガラと稲ワラが出てきました。

以上の事から、部分的に窒素飢餓が起こり、玉ねぎが大きくならないと考えられます。

玉ねぎの根の先端部分に肥料分が無く、大きくならずに小さいまま生長が止まっていました。表面上の肥料分はあるので、枯れはしないが実が太らない。(ラッキョサイズでした)

 

籾ガラを大量にかつ、ばら撒いたので(均一に広がっていない)ムラができてしまい

場所によっては、下に残ってしまい、結果的に窒素飢餓が起きたということです。

 

主な対策方法

 

畑作で生育のムラが生じているという場合は、根の先端で肥料切れが生じているかもしれないので、こういう場面に出会った場合は、深く掘って調べるのも1つの方法です。対策としましては、ラクトバチルスと硫安を増量し可能であるならが天地返しで残渣の分解を促進します。

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