土作りの重要性

土は植物を支えています。物理的にもそうですが、栄養的にも根が土壌中の栄養成分を吸収して生長するのです。では、土の中に必要な栄養分を全て揃えて与えておけばよいかと言うと、それでは一時的に栄養が過多となり、栄養バランスも崩すことになります。

健全な土は生きていて、植物の根と微生物群とが共生しています。土壌中の微生物群が活動して、植物に適正な栄養分を持続的に供給することが大切です。

土壌中の微生物群については、下記の点に留意しなければなりません。

多様であること

 

本来、土壌中には極めて多種の菌群がいて、多様な作用をしているものです。連作や土作りの間違いで、偏った菌種が増えると土は病気になります。
どんな微生物でも、一種類や偏った種類が増えすぎるのがよくないのです。

 

生滅が速いこと。

 

カビなど、寿命の長い微生物が増えると、地力が循環できず、根が吸収すべき栄養が不足します。通性菌(細菌)のように、繁殖が速く、どんどん栄養を循環させる微生物が、生産力を高めるのです。

 

病原菌と抵抗性菌がいること

 

悪い菌や病原菌が皆無になったとしたら、抵抗性菌もいなくなるので、どこかから入って来た病原菌が一気に増殖することになり、危険な状態です。病原菌もいるけれど抵抗性菌がより強く働いているのが、よい土なのです。

 

チッソをはじめとする、ほとんどの栄養素は、微生物群が蓄積し、作物に供給してくれます。 ただ栄養素の中で一つだけ、微生物群が活発に働いても不足しやすいのがカルシウムです。カルシウムは動植物にとっては多量に必要な栄養素ですが、ほとんどの微生物にとってはそうではないので、微生物循環がしにくいのです。作物へのカルシウムの補給は別に考えるべきです。

 

実際に『ラクトバチルス』の土作りを継続すると、作物の根が強く働く他に、土の感触が変わります。

  • 団粒構造が発達する。
  • 適度な水分と通気が保たれる。
  • 外気温の変動に対して、温度が安定している。(夏は温度が低く、冬は暖かい)
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